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生地・布地のコラム

生地の選び方の3つのポイントを紹介

生地の選び方の3つのポイントを紹介

「作りたいものがあるけれど、どの生地を選べばいいのか分からない…」といったことで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

衣装などの服作りで生地を選ぶ際は、生地の特徴を知っておくと選びやすくなります。生地にはさまざまな性質や特徴があり、それによって扱い方やデザインの仕上がりも変わってくるので、用途に合わせた生地を選ぶことが大切です。

そこで今回は、生地を選ぶときの選び方のポイントと初心者におすすめの生地についてご紹介します。生地の選び方で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
 

生地の選び方の3つのポイント

生地を選ぶ際には、大きく3つのポイントに注意する必要があります。それぞれのポイントについて紹介していきます。

生地の厚さ

生地を選ぶ際によく目にする60/ローンや11号帆布(はんぷ)などの前の数字は、生地の厚さを表しています。一般の生地(帆布含む)は、数字が大きいほど薄いので、80/ローンと60/ローンの場合は80/ローンが、11号帆布と9号帆布の場合は11号帆布の方が薄いということになります。

ただし、デニムの場合は数字が大きいほど生地が厚くなるので、10オンスのデニムと8オンスのデニムの場合は、10オンスデニムの方が厚いということになります。


生地の厚さによってミシンの縫いやすさや加工のしやすさが異なり、薄くて柔らかい生地の方が縫いやすいので、初めてものづくりをする方には薄めの生地がおすすめです。

生地の性質

生地の原料による性質は耐久性なども関係するので、生地の性質を考慮して選ぶことも重要です。

例えばパンツ類を作る際には、耐久性や動きやすさが大切なのでストレッチ性のあるポリウレタン入りの生地がよく用いられます。ワンピースやチュニックなどの柔らかい雰囲気のデザインにする場合は、肌触りが柔らかな綿素材を使用することが多いです。

自分の作りたいイメージに合わせて生地の性質を選ぶことで、理想のイメージに近づけて完成させることができます。

生地の織り方

生地には素材や厚さだけでなく、織り方でも特徴が異なります。たて糸とよこ糸を交互におる平織り(ひらおり)は一般的な織り方であり、比較的頑丈で摩擦に強いという特徴があります。

他にも、しなやかな質感でシワになりにくく、厚みのある生地感に仕上げることのできる綾織り(あやおり)、凹凸がなくなめらかで光沢のある美しい生地に仕上がるある繻子織り(しゅすおり)などがあります。

初心者におすすめの生地は?

ここからは、初心者の方でも縫いやすいおすすめの生地について紹介していきます。

ギンガム

ギンガムチェックと呼ばれる生地です。綿素材でよく売られています。ブラウス、スカート、ワンピースなどに向いており、どの生地屋さんでも取り扱っているので購入しやすい生地です。

また、チェック柄が細かいのでパーツごとの柄合わせを気にせず、縫うことができます。

綿ブロード

なめらかで上品な光沢の出るように織られた生地です。肌触りがやわらかく、気持ちのいいのが特徴です。シャツや布団カバーなどがブロードで作るのに向いています。

ダンガリー

本来はデニムのような斜文織(しゃもんおり)ですが、現代ではデニムと同じ色糸使いの平織りのものが多いです。デニム生地のような厚さや硬さはありませんが、とても丈夫なことが特徴です。

オックスフォード

柔らかく、通気性に優れて、しなやかなのでシャツなどに用いられることが多いです。オックス生地はシャツやランチョンマット、巾着袋などの小物が向いています。

初心者におすすめの柄は?

柄に向きがあると、上下に気を付けたり縫い合わせの柄を合わせたりと少し難易度が高くなります。まずはどんな向きでも使える生地から始めることをおすすめします。

最後に、初心者におすすめの柄について紹介していきます。

無地

無地の生地を使えば、柄の上下の向きを気にしなくても大丈夫です。また柄合わせも不要なので気軽に使えます。

チェック

どこを使ってもあまり模様に差がないチェック柄は、縫い目も目立ちにくく使いやすいのが特徴です。こだわって作る場合は、柄合わせをしましょう。線の組み合わせなので、柄合わせも気軽に行うことができます。

ドット

上下のないドット柄はとても使いやすいのが特徴です。無地と同様に柄合わせの必要がありません。

まとめ

今回は、生地の選び方の3つのポイントと初心者におすすめの生地や柄について紹介してきました。こちらの生地を読んで、生地選びの参考にしていただければ幸いです。

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